特集 エンゲイジメントの高い組織 「働きがい」のある職場環境の醸成
—【対話】—ナラティブ・アプローチに基づく対話型組織開発
吉永 崇史
1
1横浜市立大学学術院国際総合科学群
pp.494-497
発行日 2021年6月10日
Published Date 2021/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686201879
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専門的かつ自律性の高いメンバーによって構成される医療機関や医療チームでは,多様で柔軟な働き方の下で,メンバー間の多様な価値観を受容しつつ,新たな知識を協働で生み出していくことが求められる。そのための組織マネジメントの方法として,ナラティブ・アプローチと,それに基づく対話型組織開発がある。メンバー間の継続的な対話はエンゲイジメントを高めると考えられる。
本稿では,筆者らが現在取り組んでいる病院を対象とした対話型組織開発のプロセス,対話を効果的に行うためのファシリテーション,および対話の場の心理的安全性を確保するためのグラウンド・ルールについて提示する。
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