連載 患者エクスペリエンス もしも患者の内なる声が聞こえたら・6
患者の自律性の発揮を支援する
近本 洋介
1
1Caring Accent(ケアリング・アクセント)
pp.566-570
発行日 2020年6月10日
Published Date 2020/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686201609
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この連載では,医療に関する患者による主観的評価である患者エクスペリエンス(PX)が,医療の質のさらなる向上に貢献する可能性について考察していきます。米国で利用されているPXの実践を支えるツールやエクササイズを読者の方々が現場で試験的に導入できるような形で紹介することで,読者の皆さんが日本のPX実践の先駆者となって活躍されることをお手伝いしたいと願っています。
今回はPXの一環として,患者の自律性というトピックについて,特に,患者が自律性を発揮できるような環境をつくることの重要性を中心に考察していきます。また,前回の追記として,米国の緊急事態下での患者エクスペリエンスの動きについても,新たな例をいくつか紹介します。
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