特集 人を生かし自分を活かす 意思決定支援とACP 話し合いの手引き
領域別「意思決定支援とACP」実践例
遺伝性乳がん患者に対する意思決定支援—新たな治療薬の開発に伴う倫理的な「話し合い」のプロセス
江口 恵子
1
1社会医療法人博愛会相良病院 緩和ケア支援センター
pp.168-177
発行日 2020年2月10日
Published Date 2020/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686201512
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
乳がん患者は病期が長いことから,長い経過の節目節目での意思決定支援が求められる。博愛会相良病院は女性医療分野の先駆的施設として,がん患者への意思決定支援に長く取り組んできた。今般,遺伝性乳がんに対する新たな分子標的薬の開発に伴い,新たな取り組みが求められるようになった。本稿では,乳がん患者に対する段階を踏まえた意思決定支援(話し合い)の実際を,具体的対話例を交えて紹介する。
Copyright © 2020, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.