特集 乳幼児用品総合診断
育児日用品
話し合い
毛利 子来
1
,
藤井 キヨノ
2
,
高口 保明
3
,
樋口 トシ江
4
,
松田 岩男
5
,
権平 俊子
6
,
小坂 英世
7
,
北 郁子
8
,
田井 富子
9
,
峯 純子
10
1小児科毛利医院
2二葉乳児院
3神奈川県立栄養短大
4杉野女子大
5教育大学心理学
6愛育研究所
7精神科小坂診療所
8白梅短大保育科
9三越
10伊勢丹ベビーコーナー
pp.46-48
発行日 1970年1月10日
Published Date 1970/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662204578
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おまる
藤井 おまるは子供の機能的に合わせたものを,最初から選んでいくということになると思います。床上がり何センチであるかという問題でとらえているんです。安定性のあるものでないとただ表面だけがデラックスであって,実際に使う場になったら子供がぜんぜんそれに意思を示さないという問題があるから,むしろ集団の場ではスワン型は使わないんです。たとえば使うにしても保育所はスワンの頭をとっちゃうんですね。かえってこれがあるために,前へかがんできてズデーンと引っくり返るというと困るということで。コンビは最初おまるが最初に業種的に手がけなさったものですから。いろいろ意見提示やっていく中で,私ども逆にこれが平面であって,しかも子供たちに床上がり14cmからはじまるべきだということを,最初に提示したわけですね。それから1歳7ヵ月になって16cm,それから2歳前後になって18cmというのが,やはり子供が集団の中で大勢の子供を扱ってみて,やはり望ましいという線に達しましたから。その点で製造に入っていただきたいと申しあげたんですが,そうなると売れないということで,先ほどから問題になっていますけども。
権平 売れないということは。
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