特集 レジリエンス・エンジニアリング 「失敗事例」から「うまくいっていること」に着目するポジティブなこれからの医療安全
—【インタビュー】「なぜ,うまくいっているのか」,そのメカニズムを解明する—レジリエンス・エンジニアリング
中島 和江
1,2,3
1大阪大学
2大阪大学医学部附属病院
3大阪大学医学部附属病院 中央クオリティマネジメント部
pp.992-996
発行日 2019年11月10日
Published Date 2019/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686201430
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
大阪大学医学部附属病院は2001年に,病院全体の医療の質を向上するための専門部署「クオリティマネジメント部」(当時)を設置。以来,同部は,院内およびわが国全体の患者安全への取り組みを牽引してきた。中島和江氏は,設置以来,同部副部長,2007年からは部長の役割を担い,2019年11月末に開催される第14回医療の質・安全学会学術集会で大会長を務める。
医療安全にとどまらず広く医療のあり方を変える概念として,近年,中島氏がリードしてきたのが,本特集のテーマである「レジリエンス・エンジニアリング」。特集のイントロダクションとして,その考え方についてお話を伺った。
Copyright © 2019, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.