特集 レジリエンス・エンジニアリング 「失敗事例」から「うまくいっていること」に着目するポジティブなこれからの医療安全
—Safety-Ⅱを実現するための方法論—レジリエンス・エンジニアリングとは何か
笠原 聡子
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1滋慶医療科学大学院大学 医療管理学研究科医療安全管理学専攻
pp.998-1004
発行日 2019年11月10日
Published Date 2019/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686201431
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「安全」の概念が近年急速に拡大する中,ヘルスケア領域の安全対策の場面においても,従来の「事故が起こってからの対応」だけではカバーしきれない範囲を補完するために,より積極的で能動的な「Safety-Ⅱ」の概念が広まってきています。
本稿では,Safety-Ⅱを実現するための安全探求の方法論として提唱されているレジリエンス・エンジニアリングについて紹介します。
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