連載 人生の終わりの日々のケアを訪ねて・1【新連載】
心通う看取りケアが,病院に広がるように
村上 紀美子
pp.85
発行日 2018年1月10日
Published Date 2018/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200883
- 有料閲覧
- 文献概要
多死社会の波が押し寄せてきました。臨床の場は重症者,高齢者ばかりで,いつも生と死が隣り合わせかもしれません。あなたは,どんな旅立ちが心に残っていますか?
「できれば在宅で最期まで」と願っていた90代のAさん。でも現実は,がんの症状がきついし妻は高齢,子世代は離れて暮らしているし仕事が忙しく家庭介護は難しそう……。信頼できる病院で,治療は最小限にして面会は自由で,最後の日まで家族との時間を過ごして旅立ちました。
Copyright © 2018, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.