連載 キャリア形成に悩むあなたのためのリレーエッセイ わたしの師長時代・9
自身のキャリア選択に責任を持つ
松浦 正子
1
1神戸大学医学部附属病院
pp.77
発行日 2018年1月10日
Published Date 2018/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200879
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私の看護師長時代は,1996年から2001年までの5年間です。そもそも私は,看護管理者を目指していたわけではありません。そうかと言って他の分野を志向していたわけでもありません。看護師として琉球大学医学部附属病院に6年間勤務し,27歳の時,結婚を機に神戸大学医学部附属病院に転勤してきました。2人の娘を出産し,育児と仕事の両立を楽しみながら,看護師としての経験を重ねてきました。
1995年,35歳で副看護師長,そして翌年には看護師長になりました。昇格に際しては,現在のように,公募制・選考制ではなく,看護部長からの次の一言で決定されました。「あのね,松浦さん。看護師長の仕事は7割が人間関係の調整って言われています。あなたはそれが強みだと思う。それを見込んで4月から看護師長です」
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