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—患者さんの心にアプローチする新手法—「朗読ワークショップ」への期待
田中 登美
1,2
1兵庫医療大学看護学部
2NPO法人キャンサーリボンズ「朗読で元気をつなぐ」プロジェクト
pp.568-570
発行日 2017年7月10日
Published Date 2017/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200743
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「朗読で元気をつなぐ」プロジェクト
「朗読で元気をつなぐ」プロジェクト(以下,当プロジェクト)は,「言葉と声が持つ力で,患者さんを元気に」との理念に基づき,NPO法人キャンサーリボンズと軽井沢朗読館による協働プロジェクトとして2013年に発足しました(プロジェクト代表:NPO法人キャンサーリボンズ副理事長・岡山慶子,軽井沢朗読館長・青木裕子)。
プロジェクトでは,患者の精神的な苦痛を緩和するためのサポートグループ(グループ療法)の一手法として,「朗読ワークショップ」を展開しています。主に乳がんやぜん息,糖尿病を持つ患者と,医療者による朗読ワークショップを開催してきました(表1)。
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