特集1 地域包括的視点を重視した看護マネジメント“実践編” お互いの強みを活かし,最後まで安心して暮らせる地域をつくるための知識と実践
行政が中心となり,広域に及ぶ地域の看護・ケアをつなぐ取り組み—北海道における看護連携を基盤とした在宅療養支援体制づくり
黒柳 弘美
1,2
1北海道帯広保健所本別支所
2北海道十勝総合振興局保健環境部本別地域保健支所
pp.774-779
発行日 2015年9月10日
Published Date 2015/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200267
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北海道十勝地域は岐阜県に匹敵する面積を持つ広域医療圏である。数年前までは各医療機関において地域医療連携の体制整備が進んでいなかった。そこで筆者は行政保健師の立場から,地域の看護連携・多職種連携の支援や,医療機関と行政との連携に真摯に取り組んできた。現在は地域の看護職とともに在宅移行支援の道しるべとなる冊子を作成している。本稿では,これらの取り組みを振り返るとともに,行政と病院看護管理者のよりよい連携のありかたについてヒントを提示する。
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