特集 新任看護師長必読! 実践チーム・ビルディング スタッフとともに,成長し続ける病棟・組織をつくる
【対談】「ノンテクニカルスキル」で今より強いチームをつくる—次世代の医療を担う多職種連携を実現するための実践的教育
前野 哲博
1,2,3
,
守屋 文貴
4
1筑波大学
2筑波大学附属病院 総合診療グループ
3筑波大学附属病院 総合臨床教育センター
4アクリート・ワークス
pp.318-325
発行日 2015年4月10日
Published Date 2015/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200164
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医師・看護師の人員不足が続く一方で,高齢社会の中で医療に対するニーズはますます高まっている。そうした状況の中,人員増という解決策だけを追うのではなく,“今いるスタッフで最強のチームをつくる”という発想が求められているのではないだろうか。そこで有効なのが,組織を効率的に運営するための知識・技術としての「ノンテクニカルスキル」である。
筑波大学附属病院で医療者の育成に尽力してきた前野哲博氏は,病院を挙げて各職種がノンテクニカルスキルの習得に取り組むことで,“より強いチームづくり”が可能になるとの考えから,医療機関向けにノンテクニカルスキルについての研修を数多く行ってきた守屋文貴氏と協働して多職種教育プログラムの開発・実践に取り組んでいる。ここでは両氏に,変革期の病院医療を支える多職種連携のありようと,教育プログラムの内容および実践について語り合っていただいた。
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