巻頭 大学院で学ぶ看護管理学 現場の実践から新たな「知」を生むために・12
東京女子医科大学大学院
池田 真理
1
,
川端 京子
2
,
清水 裕子
2,3
1東京女子医科大学大学院看護系研究科 看護管理学領域
2東京女子医科大学大学院 博士後期課程
3群馬県立県民健康科学大学 看護学部看護学科
pp.963-967
発行日 2017年12月10日
Published Date 2017/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200842
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
大学院および領域の特徴や魅力について,教員の立場からご紹介いただきます。
本学および大学院のなりたち
東京女子医科大学(以下,本学)は,1900年に創立者吉岡彌生先生によって「女性の社会的地位の向上と経済的自立,至誠と愛の精神に基づき医療を行う人材を育成すること」を建学の理念として設立されました。看護教育においては,1930年の産婆看護婦養成所の開設から数えて87年間の歴史があります。
1969年には日本の看護教育の中でも最も早期に短期大学化に踏み切り,その後1998年には看護学部を開学し,医学部・看護学部からなる大学へと発展し,「女子に医学ならびに看護学の理念と実際を教授し,創造的な知性と豊かな人間性を備え,社会に貢献する医療人を育成するとともに,深く学術を研究し,広く文化の発展に寄与すること」を目的に教育を行っています。2002 年に大学院看護学研究科修士課程が設置され,2004 年には看護学研究科博士(前期・後期)課程が開設され,永年の本学の教員の念願がかない“看護学の学問体系を創る”構想が完成しました。
Copyright © 2017, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.