特集 決して後悔しない! 新病院プロジェクトの合意形成プロセス
【座談会】市民と医療者の対話で創る新病院—赤字病院が“みんなの病院”として再生するまでの合意形成プロセスとは
岡本 和彦
1
,
久米 淳子
2
,
山田 朝夫
3
,
片山 凉子
4
1東洋大学理工学部
2常滑市民病院 看護局
3常滑市
4常滑市民病院100人会議・基本設計ワークショップ
pp.1130-1141
発行日 2014年12月10日
Published Date 2014/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200053
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2015年5月のオープンを目指して,新病院プロジェクトが進行している常滑市民病院。市の財政が逼迫し,病院改築の断念を求める声もあった中,将来にわたり,全市民が「本当にあってよかった」「私たちが支えていこう」と思えるような新病院のあり方を,患者・住民と医療者の対話から模索した。丁寧な対話の場や合意形成のプロセスを通じて,“みんなの新病院創り”という目標を住民と医療者の間で共有できた。
本座談会ではこのプロセスをひもときつつ,それぞれのお立場からこれからの病院建築計画のありかた,地域包括ケア時代における地域医療の核としての病院のありかたについてお話しいただいた。
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