連載 専門看護師の臨床推論+・15
人工呼吸器離脱困難者が歩行する―個々の専門性を活かし,総合力を高める
宇都宮 明美
1
,
大生 定義
2
,
井部 俊子
1
1聖路加看護大学
2立教大学
pp.302-306
発行日 2013年4月10日
Published Date 2013/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686102744
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過大な侵襲を受けた患者は,身体予備能力が低下しているため,回復過程が遅延する場合がある。特に人工呼吸器を長期に装着している患者は,通常の離脱過程から逸脱するケースも多く,看護師は呼吸リハビリテーションを実施しながら,人工呼吸器の離脱過程を促進することになる。
今回は,人工呼吸器離脱を試みようとすると,呼吸困難感が増強し,離脱の中断を繰り返す事例に対して,多職種の連携を推進していく過程を振り返り,ゴールを共有しながら多職種をつなぐ役割を果たすCNS活動について記述していく。
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