特集 マネジメントリフレクションで管理の質向上をめざす
看護マネジメントリフレクションとは―リフレクションを管理者向け集合研修に活かす
河野 秀一
1,2
1株式会社サフィール
2看護管理総合教育研究センター
pp.916-920
発行日 2012年10月10日
Published Date 2012/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686102579
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はじめに
看護マネジメントリフレクションとは,看護管理教育において,経験学習モデルとコーチング機能を活用した新しいタイプの管理者向け集合研修手法である。まず,看護師長など同じ役割をもつ複数の管理者が集まり,日々経験する意思決定の機会やマネジメント経験を振り返り(内省=リフレクション),共有する場を設定する。その場で,一人の管理者が他部署の同じ役割を担う複数の管理者に,自分が課題と思うマネジメント経験を詳細に話す。そして,メンバーから質問と評価,他の管理方法などの示唆をもらうこと(コーチング)で気づきと学びを得ることを目的とする。自己の経験から得た気づきを,さらに概念化することで,学びの定着度が高まり,日々の管理の質が上がっていくのである。
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