連載 公論・私論・5
特定看護師(仮称)議論とチーム医療―ポイントは「信頼」と「権限と責任の明確化」
神野 正博
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1社会医療法人財団董仙会 恵寿総合病院
pp.412-413
発行日 2011年5月10日
Published Date 2011/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686102046
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医療崩壊を回避するために
対GDP比でアメリカの2分の1に過ぎない安い医療費で,WHOが認める世界最高の医療を提供しているのがわが国である。それができたのは,現場の医療提供者たちの努力という名の奉仕や犠牲によるものではないだろうか。その奉仕や犠牲が限界を迎えたとき,「医療崩壊」が起きるのである。しかし,国民の安心の根源である医療を継続させていくために,われわれは知恵を絞らなくてはならない。その一つの解が,医療職の役割分担と責任を分かち合うチーム医療だと思う。
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