連載 管理者のためのブック・セレクション・3
管理者は地域のコンサルタントになれ
角田 直枝
1
1茨城県立中央病院・茨城県地域がんセンター
pp.264
発行日 2011年3月10日
Published Date 2011/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101996
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- 文献概要
私は地域に貢献したいと考え現在の職場を選んだ。地域への貢献という言葉から,何を想像するだろうか。私は前職で,訪問看護ステーションの経営運営や各都道府県看護協会の教育プログラムに関する相談に応じる仕事を行なってきた。この経験から,地域の中核病院の看護管理者は地域のコンサルタントになるべきだと考えている。
私は専門看護師でもあるから看護実践に関するコンサルテーションに応えているが,どの看護管理者であっても,看護実践の相談を多少なりとも受けたことがあるだろう。逆に,中堅以上のほとんどの看護師は,人材育成や職場の人間関係改善などの悩みを誰かに相談したいし,認定・専門看護師をめざす看護師たちはキャリアアップについて他者の意見を聞きたい。
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