連載 研修おたく 指導医になる・10
コンサルタント「相談された専門家」としての仕事
白井 敬祐
pp.2015
発行日 2012年11月10日
Published Date 2012/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402106541
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専門化が進む医療現場では専門家にコンサルトすることがますます増えています.大学病院などの大きな総合病院では良く悪くも専門科が多く,コンサルトなしでは日常業務が回りませんが,的確にコンサルトを依頼したり,相談されたときに役に立つ回答をするのは簡単ではないのです.
先日,今年7月から仲間に加わったフェローを対象に腫瘍内科医として「いかにコンサルトを上手に受けるか」について,Goldmanらの“Ten commandments for effective consultations”(Arch Intern Med 143:1753-1755, 1983)をもとにレクチャーが行われました.当たり前なことも多いのですが,基本に立ち返るためにその内容を紹介したいと思います.コンサルトされる立場から以下の10個の要点が挙げられていますが,相談する側としても役に立ちます.
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