特集2 急性期病院におけるせん妄へのチームでの取り組み
神経内科医の立場から
「せん妄回診」の意義を考える
山田 則夫
1
1新日鐵広畑病院 神経内科
pp.228-230
発行日 2011年3月10日
Published Date 2011/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101983
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急性期病院における高齢者の「せん妄」
せん妄は入院患者の10~30%に生じるが,高齢者ではその頻度が上昇し30~40%にも増加する。せん妄の発症は入院期間の延長や病態の複雑化をきたすため,医療コストの増大を生じる1)。
また,看護師をはじめとする医療従事者の超過勤務による支出の増大や燃え尽き症候群などリタイヤによる損失も無視できないと考える。
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