特集 看護部のマネジメントは病院移転でどう機能したか――日本赤十字社医療センターの場合
「結萌プロジェクト」から始まった病院移転―看護部長はどのように取り組んだか
竹内 幸枝
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1日本赤十字社医療センター看護部
pp.810-811
発行日 2010年8月10日
Published Date 2010/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101826
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はじめに
日本赤十字社医療センター(以下,当センター)では,職業人生においてもめったにめぐり合うことができない病院の新築,移転という大事業に取り組む機会を得た。移転後の新病院は急性期医療を担う役割の下,今後50年間利用し続けていかなければならない。
24時間患者さんの最も身近な存在として療養生活を支援する看護職が,どのように病院づくりに参画していくべきか。
全職員の6割を占める看護部職員の知恵と組織的な行動力は新病院移転,運営に大きく貢献できる。そのためにはまず,職員一人ひとりが新病院に興味をもち,「一部の人によってつくられた」のではなく「私たちがつくった私たちの病院」であることを意識して進めていきたいと考えた。
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