増刊号特集III 看護をどう評価するか
病院機能評価をどう活用するか―ver.6.0のポイントを中心に
梅里 良正
1,2
1日本大学医学部医療管理学分野
2日本医療機能評価機構
pp.746-749
発行日 2010年7月26日
Published Date 2010/7/26
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101812
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病院機能評価の概要
病院機能評価は,複数のサーベイヤーが病院の機能を評価する第三者評価である。サーベイヤーは一定の研修を受けた診療・看護・管理の専門家であり,チームを組んでそれぞれの専門的見地から評価を行なう。評価は,書面審査,訪問審査の2段階で行なわれ,書面審査は訪問審査の事前の参考資料として用いられる。評価の形式は,評価項目によって設定されたスタンダードに対する適合度の評価であり,8つの領域にそれぞれ大・中・小の階層型の評価項目を設定している。
評点は,サーベイヤーの合議によって決定される。5段階評価の中項目で2以下の項目については,その重要性を考慮して,改善要望事項,留意事項,報告書指摘事項のいずれかを判断し,改善要望事項と判断される項目がない場合は,認定とする。認定された病院には5年間有効の認定証が発行され,更新審査までの中間年の評価は行なっていない。
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