書評 
                        
                        
                
                  
                  
                  
                  
                            
                                    
                                    
                                    
                                    
                            
                            
                
                
                
                            
                            
                  
                            
                                
                            
                        
                
                
                
                            
                        
                
                
                            
                            
                            
                  
                            
                                    
                                    『ペプロウの生涯―ひとりの女性として,精神科ナースとして』
                                    
                                    
                            
                            
                        
                
                
                            
                            
                                
                                    
                                        
                                            
                                                宇佐美 しおり
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                                
                                    
                                
                            
                        
                
                
                
                  1熊本大学大学院生命科学研究部精神看護学
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                            
                            
                        
                
                            
                            
                        
                
                pp.547
                
                
                
                  
                  
              
              
              
                  発行日 2010年6月10日
                  Published Date 2010/6/10
                
                
                
                DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101774
                
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- 文献概要
- 1ページ目
逆境のなかで,学生を魅了し続け,人材を輩出したペプロウ看護の真髄
初のCNSプログラムを構築
ヒルデガード・ペプロウは,看護師と患者の治療的関係が患者の回復を促進するという看護師-患者関係の治療的発展について述べ,現在のクリニカル・ナース・スペシャリスト(Clinical Nurse Specialist,以下,CNS)の必要性を強調し,1953年にCNSのための初の大学院プログラムを構築した非常に重要な人物である。
ペプロウは,米国ペンシルバニア州のレディングに労働者階級の娘として生まれ,病院に住み込み,1939年に同州のボッツタウン病院附属看護学校に入学し,1943(昭和18)年にバーモント州ベニントン大学にて学士号をとり,1947(昭和22)年にはコロンビア大学ティーチャーズ・カレッジで修士号,1953(昭和28)年には教育博士号をとっている。また同カレッジには博士号をとる前に5年間講師として仕事をし,その後は,ラトガーズで教授として学部の看護教育課程や大学院教育課程のカリキュラム構築に貢献している。

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