連載 おとなが読む絵本――ケアする人,ケアされる人のために・50
家に宿る家族を守る力―『いびらのすむ家』
柳田 邦男
pp.1186-1187
発行日 2009年12月10日
Published Date 2009/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101645
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特別のねらいと手順で生まれた絵本について書こうと思う。がんの末期の患者などのための在宅ホスピスケアについて,これからの時代を生きる子どもたちにしっかりと理解してもらおうというねらいで制作された絵本だ。
書店で市販されている一般の絵本ではない。ホスピスケアの普及などに取り組んでいる兵庫県西宮市の市民活動家・吉田利康氏が構想を練って文を書き,夫人のグラフィック・デザイナー,吉田恵子さんが構成と絵を担当するという共同作業で制作したものだ。
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