連載 王様の耳はパンの耳――この国の看護のゆくえ・3
看護必要度の導入はどのように決められたのか―中央社会保険医療協議会での議論の経緯
大串 正樹
1
,
北浦 暁子
2
1西武文理大学 看護政策研究所
2NKN
pp.794-795
発行日 2009年8月10日
Published Date 2009/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101557
- 販売していません
- 文献概要
診療報酬改定で,7対1入院基本料の増額が認められました。しかし,このことによって,看護師不足が深刻な問題として表面化しました。
その報告を受けて,中央社会保険医療協議会(以下,中医協)で見直しの議論がなされました。7対1入院基本料については,急性期などの手厚い看護を必要とする患者の「看護必要度」を測定し,基準が満たされた場合のみ加算となったのです。
Copyright © 2009, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.