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中央社会保険医療協議会の動き
Q
pp.1471
発行日 1966年10月10日
Published Date 1966/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402201515
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今年にはいつてから非公開で10回の全員懇談会をかさねていた中央社会保険医療協議会(中医協)は,6月末で全員懇談会をうちきり,東畑会長ら公益委員4名は,診療側,支払側との個別懇談会をひんぱんに行なつて,正式総会の開催を急いでおり,8月中には総会が開かれそうだ。
これまでの懇談会で提出された問題は,診療報酬の適正化,薬価基準の合理化,医療経営実態調査の実施,診療報酬13.5%の引上げ,歯科診療の特殊性,処方せんの調剤受付手数料50円の設定などである。これらのうち,診療側は物価・人件費の上昇に伴う診療報酬の13.5%引上げの優先審議を要求しており,一方,支払側は医療経営実態調査と薬価基準の問題の優先審議を主張し,先議争いの様相を示している。
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