NAレポート
「HKO会」開催―広がる病院勤務の警察OBネットワーク
本誌編集室
pp.527
発行日 2009年7月10日
Published Date 2009/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101514
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さる5月30日,東京慈恵会医科大学を会場に「HKO会」が開催された。「HKO」とは「ホスピタル・警察・OB」の頭文字。2004年に警視庁刑事部捜査第一課を退職後に慈恵医大に入職した横内昭光氏を皮切りに,病院内のよりよい安全確保に向けて,退職後の警察官を雇用する病院が増えている。HKO会は,この警察OB病院職員の横のネットワークを広げるために設立され,定期的に開催されている。この日は首都圏から55名の参加があり,このうち約半数が新入会員であった。大学病院はもとより,市中病院にも採用が広がり,複数の警察OBを採用する病院も増加している。
会は高木敬三氏(慈恵大学専務理事)の挨拶で幕開け。法的な立場からの適切な対応を警察OBに求めたいと述べ,また病院職員に対してもそれに応じた教育を行なってほしいと要望した。
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