連載 スクラブナース5年生・50
―十年ひと昔(1)―ヘパリンフラッシュ
鈴木 美穂
pp.565
発行日 2009年7月10日
Published Date 2009/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101510
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- 文献概要
まもなくニューヨーク生活10周年を迎える。つまり日本の臨床を離れて10年だ。日本の臨床も変わっているだろうが,どうしても10年前の日本と現在のニューヨークを比べてしまう。ニューヨークで病院のスタッフナースとして働き始めたのはおよそ4年半前。当時は日本の現場との違いにいろいろと違和感を覚えたものだった。
しかし,すっかりニューヨークの現場に慣れてしまってからは,日本の現場で「よかった」と思い出すのはナースコールへの応答の早さや在院日数の長さなどの「優しさ」ばかりで,看護技術の面では日本には「ムダ」が多かったと思うようになってきた。
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