連載 看護と医療政策を考えるヒント・3
看護現場からの病院経営改革を!―CDCガイドラインと医療経済
松村 啓史
1,2
1テルモ株式会社
2厚生労働省中央社会保険医療協議会
pp.462
発行日 2009年6月10日
Published Date 2009/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101486
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- 文献概要
今回は,新しい医療政策を踏まえて経営改革を現場発で実践する方法について考えてみたいと思います。昨今の経済恐慌の中で元気のある企業は,新しい制度の変更をチャンスとして活用し,現場のスタッフ一人ひとりの熱意と創意工夫をスピードある実践に昇華することで変化を乗り切っています。これは,病院経営にも同じことが言えます。
改革の基本は現場のスタッフが,従来のやり方に疑問をもち,質と効率の向上が同時達成できるヒントを見つけることです。そのヒントは厚生労働省発の医療政策や通達などにあります。そしてその実践の際には,感染防止委員会やリスクマネジメント委員会など院内の委員会を巻き込むことが肝要です。
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