特集 よりよい医療サービス提供に向けた看護情報の活用
全社連の定点観測システム活用に向けた看護情報の共有化への提案
千葉 はるみ
1
1全国社会保険協会連合会看護部
pp.922-925
発行日 2008年10月10日
Published Date 2008/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101327
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
全国社会保険協会連合会(以下,全社連)は,国が設置する社会保険病院などの運営を一括運営委託されている公益法人である。総病床数1万5000床,職員総数約2万人であり,その半数を看護職員が占めている。
全社連では,全国に設置された52の社会保険病院すべてが参加した定点観測システムをもっており,各病院の医事会計データ,磁気レセプトデータなどは本部のデータベースシステムに送られ,集計・分析し,各病院に結果を提供している。しかし,看護に関するデータは定点観測システムに組み込まれず,別途調査をして実態の把握に努めている状況である。
有用なシステムを持ちながら看護について活用しなかった反省も込め,当団体における看護情報の共有化(看護の見える化)について考えてみたい。
Copyright © 2008, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.