連載 戦略的医療安全研修――計画から評価までのプロセス・4
RCA(根本原因分析法)を用いた医療安全研修の実際
石川 雅彦
1
1国立保健医療科学院政策科学部
pp.362-365
発行日 2007年4月10日
Published Date 2007/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100634
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
- サイト内被引用
前回(本誌2007年3月号・第3回)は,医療安全研修を実施して得られるアウトカムとして4つの項目を挙げ,これらが得られる方法に関して例示した。研修の実施方法にはさまざまなものがあるが,今回は,その中でインシデント・アクシデント分析方法による医療安全研修について述べる。
事例分析方法には,従来から導入されている方法として4M4E法,SHELモデルを利用した方法などさまざまなものがあるが,今回は国立保健医療科学院(以下,当院)における研修でも実施している根本原因分析法(Root Cause Analysis,以下,RCA)を,施設内の医療安全研修のツールとして戦略的に活用する方法を記載する。
Copyright © 2007, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.