特集 バランスト・スコアカードで看護管理のPDCAサイクルを回す
扉
pp.381
発行日 2007年5月10日
Published Date 2007/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100600
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今日では,医療分野においてもバランスト・スコアカード(BSC)に対する関心がかなり高まってきた。本誌でも,これまで14巻1~7号,同9号~15巻1号でそれぞれ連載「組織マネジメントツールバランスト・スコアカードの基本のキ」「同実践編」を,また15巻5号で「特集バランスト・スコアカードで看護部組織を変革する」を取り上げてきた。
しかし,戦略マネジメントシステムとしてのBSC の理解が不十分なため,BSC の導入方法や作成方法に気を取られ,PDCA(Plan・Do・Check・Act)サイクルを回すことの重要性が見過ごされがちな状況がいまだみられる。
本特集の目的は,PDCAサイクルをきちんと回すことにより,戦略マネジメントシステムとしてのBSC の真価が初めて発揮されるということを理解してもらうことである。
複数の看護部を束ねる統括看護部,看護部,病棟および外来の看護ユニット,専任リスクマネジャーというように,いろいろな組織階層でのBSC の実際の取り組みを学ぶことにより,PDCAサイクルが回っていることを実感してもらいたい。
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