特集 「やってくる」事前課題をつくろう!
扉
pp.399
発行日 2015年5月25日
Published Date 2015/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663200213
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従来型の授業では,教員が講義を行い,問題を課し,それを学生が解き知識を身につける,という形式でした。比較的「復習」が大事にされてきたと思われます。しかし,アクティブラーニングや反転授業の取り入れが進められるいま,学生には講義以前に自主的に知識を得,それを学生間で共有しながらお互いに学び合うということも求められています。比較的「予習」が重視されているということです。そこで大事なのが「事前課題」です。
講義で何を学んでほしいか,そのために事前にどんな知識や発想を身につけてほしいかを考えて,事前課題はつくられます。ですので,教員は準備段階から非常にエネルギーを割く必要があります。しかも,ただ課題を出したからといって,学生がやってこなければせっかくの授業研究も水の泡。事前課題づくりは,今までの授業計画以上に大変なことかもしれません。
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