特別記事
初期臨床研修における研修医の看護実習の実際と評価
菅原 秀子
1,2
,
村田 睦子
3
,
千葉 一枝
1,4
,
村山 和子
3
1前岩手県立中央病院看護部
2岩手県立東和病院
3岩手県立中央病院看護部
4岩手県立大迫病院
pp.487-489
発行日 2004年6月10日
Published Date 2004/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100493
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岩手県立中央病院(以下,当院)は,1971(昭和46)年に臨床研修病院の指定を受け,1988(昭和63)年度には,院内委員会の1つとして臨床研修委員会が設置されるなど,研修内容の充実に向けて取り組んできた。また,看護部としては,この臨床研修委員会に,1998(平成10)年からオブザーバーとして1名,2003(平成15)年度から1名が委員として参加している。
そして,2004(平成16)年度からの研修医の臨床研修義務化に伴い,カリキュラムや研修プログラムのさらなる改善に取り組んでいる。今年度は当院の研修理念の1つである「チーム医療の信頼されるリーダーとしての自覚を持ち,他職種の役割を理解しながらチーム医療を実践していく能力を身につける」ことを目的にして,他部門での実習を企画した。薬剤部・看護部・MSW・診療放射線部・臨床検査部・栄養管理室の各部門において実習が行なわれたなかから,本稿では,看護部での実習について,アンケート調査による評価とともに,その取り組みについて述べる。
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