特集 「何が大切か」を問い続ける看護管理実践
手術看護の専門性を追求して
牛尾 晶子
1,2
1東京厚生年金病院手術室
2日本手術看護学会
pp.289-292
発行日 2004年4月10日
Published Date 2004/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100470
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- サイト内被引用
昨年,「手術看護」が日本看護協会で認定看護師の分野に特定されたことは,長年にわたり手術看護に携わってきた者として感慨深い。一方で,近年は手術件数増加やコスト削減の要請から,手術室の看護管理者には経営面への貢献が期待されている。
筆者は,東京厚生年金病院(以下,当院)に勤務し,内科,整形外科,手術室(主任昇格),外科,脳外科,リハビリ病棟(婦長昇格)を経て,1994年より現職に就いた。前任者との交代を機に,それまでの習慣にとらわれず,手術看護のレベルアップのために「今考えていいことだったら取り入れよう」と,積極的に業務改善に取り組んできた。その原動力となったのは,手術看護の専門性を高めたいという願いである。
Copyright © 2004, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.