連載 こもれび輝く日から始まった 私のこだわり看護管理[3]
システムダウンのその時も
陣田 泰子
1
1聖マリアンナ医科大学病院
pp.245
発行日 2004年3月10日
Published Date 2004/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100460
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第一報は,ある日の朝9時20分,情報処理室からもたらされた。
「システムダウンです。外来のコンピュータ機能はストップです」。
電話をとった教育担当看護師長から聞いた私は,「あら大変,外来の様子を見に行って」と,業務担当副看護部長に伝えた。直後はさしたる混乱もなかったようだったが,10時半から開始予定の看護師長会のことが頭をよぎり,開催するか,中止にするか,とにかく現場を見てこようと思い立った。院長も心配して外来に顔を見せていた。医事課職員が「復旧しました」と伝えてきたのは,10分後だったろうか。さらに10分ほど様子を見て,「これで大丈夫」と看護部へ戻った。
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