BOOK REVIEW
『看護への想い,やりがい,人づくり』
林 千冬
1
1神戸看護大学
pp.166
発行日 2004年2月10日
Published Date 2004/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100450
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17歳で准看護婦として就職し,休職して進学コースを,さらに働きながら夜間高校を卒業した努力家のベテラン婦長に,ある日院長から「看護部長をやらないか」と声がかかる。「私には学歴もないし人脈もない」と迷った末に彼女がたどり着いたのは,「自分が先頭に立って何かをするとか,新しい何かを切り開くとかの発想ではなく,一人ひとりの潜在能力を引き出し」「それが実践できるように環境を整えたい」「この素朴な思いが私の看護部運営方針の原形」なのだという決心だった。
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