焦点 日本看護管理学会第7回年次大会・シンポジウムより
―看護政策を成功に導く戦略―看護の充実を求めて
飯野 奈津子
1
1NHK
pp.124-128
発行日 2004年2月10日
Published Date 2004/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100433
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
物言わぬは,患者のためならず
マスコミを味方につけること,世論・マスコミを利用することの重要性を,先に井部さんが指摘されました。私がマスコミにいて感じるのは,看護の団体は,他の医療団体に比べて,マスコミの利用やプレゼンテーションの仕方があまり上手ではないということです。
「戦略」とか「政策」とかはどうも苦手という方が,女性に多いような気がします。政治家も女性は少ないですし,病院も企業も女性のトップは非常に少ない。特に大病院での女性院長にお目にかかったことがありません。副院長になられる方は最近増えていますが,世の中を動かすとか組織を回していくということが,女性は不得意であるかのように思われています。
Copyright © 2004, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.