連載 私のこだわり看護管理 パート2 〈看護現場学〉クオリア創造に向けて・9
IV章:看護実践論 みえない看護をみえる看護へ・2
陣田 泰子
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1聖マリアンナ医科大学病院
pp.768-769
発行日 2005年9月10日
Published Date 2005/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100304
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前回は「看護チャンス発見研究グループ」が自分たちの看護を概念化する作業(定式化)を通して,実践のうえで核となるもの(自分の看護観)をみつけたことを紹介した。今回はその実証をめざした研究を紹介したい。グループのメンバーは齋藤佳子,頭山悦子,廣島のぶ子,桐田徹と筆者である。
研究には,神奈川県看護協会のファーストレベルの研修生約180名に協力を求めた。対象者の平均年齢は42歳,役割はスタッフが10%,師長・主任が各45%。研究方法は,管理研修プログラムの一つである[看護専門職論]レポートの読み取り。「忘れられない体験」から導かれた各自の看護観(看護の中心的価値)を集計し類型化した。
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