連載 CURIOSITY SQUARE & CIRCLE・23
「顧客第一」「社会最適」を最優先に,新しい物流のカタチを創造する[吉岡 晃さん]
金井Pak 雅子
1
1東京女子医科大学
pp.877-879
発行日 2005年11月10日
Published Date 2005/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100251
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「アスクル」=「明日来る」
地下鉄有楽町線の辰巳駅周辺には,倉庫のような建物が立ち並んでいる。そのなかに,外観とは全く異なる雰囲気を漂わせている会社がある。玄関を入ると,正面に積荷の形をした幾多のモービルが,自然の風を受けながら,世界地図の上でゆっくりと動いているのが印象的である。そして倉庫の高い天井をうまく利用した無駄のないやわらかな内装。「アスクル」とは一体どんな会社なのか? まさに,そんな興味を抱かせるのに十分な雰囲気である。
エレベーターで上の階に上がると,そこはさまざまな商品がまるで「見てください」と語りかけるがごとく陳列されている。その陳列棚の間をぬって奥に通された部屋はガラス張りの会議室。廊下からも部屋のなかからもすべてが丸見え状態。そのガラス張りの会議室でアスクルのメディカル&ケア執行役員の吉岡晃氏にお話をうかがった。
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