特集 新しい入院療養環境
事例紹介—新しい療養環境
4)個室主体病院
看護動線を最優先した
天願 勇
1
,
小林 重美
1
1医療法人かりゆし会ハートライフ病院
pp.951-952
発行日 1995年10月1日
Published Date 1995/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901626
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当院は,1991年10月以来,全室個室の5病棟を運営してきた.旧病棟(4〜6人室)に比較して,新病棟は看護動線を最優先し,ナースステーションを中心とした十字型になっている.
東と南のウイングから海が見晴らせると同時に,晴天には日光が降り注ぎ,北と西のウイングの窓を開けると,亜熱帯で一年中緑におおわれた森から凉風が吹いてくる.病院は患者にとっては,療養・生活の場であるので,衣食住に関する基本的生活環境整備は,患者のプライバシーを尊重して,見舞客がゆったりと訪問できる雰囲気づくりを心がけた.
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