連載 CURIOSITY SQUARE & CIRCLE・17
看護は究極的に科学になりえない!?[村上陽一郎さん]
陣田 泰子
1
1聖マリアンナ医科大学病院看護部
pp.339-341
発行日 2005年5月10日
Published Date 2005/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100157
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もう30年近く前のことになる。村上氏とは,雑誌『看護教育』で出会ったのが始まりだった。
「人間と科学との対話」という連載で,第1回「病気の意味」,第2回「生命と目的論的構造」,第3回「人間であることの意味」,そして「人間の1回性」という4回のシリーズであった。この連載に触発されたこともあり,長い間私は「人間存在と看護」「病と看護の存在の意味」について考え続けてきた。そんな私にとって,村上氏へのインタビューというまるで夢のようなこの機会は,一つの節目になると密かに考えてこの日を待った。
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