研究報告
睡眠状態判定基準の考案
中村 マユミ
1
,
西 栄子
1
,
三田村 英美
1
,
山本 貴穂
1
,
飯野 俊広
1
,
守屋 裕文
2
,
小栗 貢
3
,
内山 真
4
1東京都立広尾病院CCU病棟
2元:東京都立広尾病院神経科
3東邦大学統計学部
4国立精神神経センター精神生理部
キーワード:
覚醒
,
浅眠
,
熟眠
,
客観的睡眠状態
,
主観的睡眠感
Keyword:
覚醒
,
浅眠
,
熟眠
,
客観的睡眠状態
,
主観的睡眠感
pp.499-504
発行日 1997年12月15日
Published Date 1997/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681900428
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
われわれは日常,臨床の場において,患者の睡眠状態を観察し,報告記述する際,「熟眠」あるいは「浅眠」ということばをよく使用する。しかし,これらのことばの定義は,成書を調べても明らかにはされていない。
CCUに入室する患者の中には,CCU症候群をはじめとする精神症状を発症することがある。CCU症候群は,心疾患をもつ患者にとって,安静の保持が不可能なことがあり,治療の妨げや,予後にも悪影響を及ぼすことがある。
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.