研究
血液型検査における凝集判定保存板の考案と使用経験
塩田 敏雄
1
1健康保険淀川診療所検査センター
pp.1028-1029
発行日 1970年10月15日
Published Date 1970/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906940
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はじめに
血液型を判定して保存することは,検査室でのたいせつな日常検査業務の1つである.
オモテ検査の反応の場には一般にガラス板や紙上が使用され,標準血清と血液を反応させて判定する.ガラス板上の場合は,まぎらわしい反応が現われたとき,直接顕微鏡で観察できるが,保存する場合は一度紙上に移して乾燥固定しなければならない.また,紙上で実施する場合,顕微鏡で観察したいときは一度ガラス板上に移して鏡検する必要があるが,保存の場合はそのまま反応を乾燥固定すればよい.
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