特集 小児の学際的な睡眠医療 基礎から臨床をつなぐ
最新の小児睡眠医療を行うために 乳幼児期の自律神経機能・覚醒反応とSIDS、BRUE
加藤 稲子
1
1金城学院大学 消費生活科学研究所
キーワード:
覚醒
,
危険因子
,
乳幼児突然死症候群
,
乳幼児突発性危急事態
Keyword:
Arousal
,
Sudden Infant Death
,
Risk Factors
,
Brief, Resolved, Unexplained Event
pp.1361-1365
発行日 2020年10月1日
Published Date 2020/10/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2020397694
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
●SIDSは乳児死亡の第3位あるいは第4位となる重要な疾患である。●原則として1歳未満の児で生後2~3ヵ月が最も多い。●SIDSの発症には睡眠中の覚醒反応異常の関与が示唆されている。●SIDSの発症予防として米国小児科学会は、あおむけに寝かす、妊娠中や出生後の児の周囲での喫煙をやめる、できるだけ母乳で育てる、安全な睡眠環境を整える、寝かせるときにおしゃぶりを使う、などを推奨している。
Copyright© 2020 SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.