焦点 ヒューマンセンサー(感性)に関する看護研究
研究
白内障患者の色覚に関する研究
平井 優美
1
,
土屋 尚義
2
,
金井 和子
2
1東京大学医学部附属病院
2千葉大学看護学部看護実践研究指導センター
pp.435-441
発行日 1993年8月15日
Published Date 1993/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681900155
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はじめに
水晶休が黄色化している白内障患者では,色覚が変化すると言われている。白内障患者が手術後よく表現する言葉としては,「明るくなった」「はっきり見える」などがあり,視力の変化をあげている。しかし,「青くみえる」「顔のしみがこんなにあって」などと,手術前との色の違いをあげる患者も多くいる。
そこで,白内障患者の色覚の違いを知るために,健康人との色知覚の比較をし,次に白内障を想定したフィルター付きのカメラによる色の変化を調査した。
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