焦点 看護におけるQOLの研究[2]
文献紹介
疾病を持つ対象のQuality of Lifeを測定するための方法論—2つの研究論文を通してのQOL測定方法の検討
深野木 智子
1
1東京医科歯科大学医学部保健衛生学科・地域看護学
pp.265-270
発行日 1992年6月15日
Published Date 1992/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681900083
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はじめに
1970年代から「生活の質Quality of Life(以下:QOLと略)という用語が,満足のいく暮しを示す概念として使われだした1)。
医療・看護の領域ては,1980年代にこの概念が急速に広がり,慢性疾患患者2),在宅療養患者3),癌患者4),高齢者5),あるいは特定地域の生活者6)など,対象を限定してQOLを測定する研究が多数報告されている。
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