特集 日本看護診断研究会・第1回学術集会報告
教育講演
看護診断:親役割の変調—特に周産期および育児期において
新道 幸恵
1
1神戸大学医学部附属病院看護部
pp.35-41
発行日 1992年2月15日
Published Date 1992/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681900061
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はじめに
親役害を,親が子供に対して,「可愛い」というような特別な気持ち,つまり愛着に基づいた養育行動を中心とした関わりをして,子供の成長発達を促す役割であると定義して,親役割並びにその変調と言うことについて述べていくことにする。
役割の変調と言うのは,親として,子供に対して望ましい関わりが出来ていないために,親か子供,あるいはその双方に,身体的問題か,発育発達上,行動上の問題が生じている場合で,看護上の解決が求められている状況がある場合に看護診断名として用いられる。
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