連載 看護実践モデルの構築・評価・改善—その方法とプロセス・4
若年女性の月経痛の対処に焦点化した看護実践モデルの構築
福山 智子
1,2,3
1東京医療保健大学和歌山看護学部看護学科
2東京医療保健大学和歌山助産学専攻科
3東京医療保健大学大学院和歌山看護学研究科
pp.68-74
発行日 2024年2月15日
Published Date 2024/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681202176
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はじめに
女性の生涯の月経期間は40年近くあり,1度も妊娠しない場合,総月経日数は8年前後と見積もられる。その長い期間に多くの女性が月経痛を経験しているため,女性にとって月経痛は最も身近な痛みといえる。しかし,この頻繁に経験する月経痛への対処を適切に行っていないために日常生活に影響が及んでいる女性も多く,筆者はそれを目の当たりにしてきた。そこで筆者は,若年女性の月経痛の対処に焦点化した看護実践モデルを構築した。本稿ではその構築プロセスについて述べていく。
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