特集 国際学会におけるオーラルプレゼンテーション—そのヒントと経験
EAFONS2021への参加とオーラル発表
井上 真帆
1
,
武村 雪絵
2
1東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻看護管理学分野博士課程2年
2東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻看護管理学分野
pp.424-430
発行日 2021年10月15日
Published Date 2021/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681201917
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はじめに
私は現在博士課程2年の大学院生で,看護管理学分野に所属している。大学院入学前は病院で看護師として働いていたが,当時は海外の文化や医療,国際的なニュースにそれほど関心を持っておらず,英語にも苦手意識があった。修士課程の間も,国際学会に参加したことはなかった。国際学会で発表する意義を自分の言葉で説明できるほど深く考えたこともなく,また,発表への意欲も薄かった。英語力は日常会話すらままならないレベルである。
そのような私が,博士課程2年の春,修士課程で取り組んだ研究の一部を国際学会でオーラル発表することになった。本稿では,2021年4月に開催されたEast Asian Forum Of Nursing Scholars (EAFONS) 2021に参加するまでのプロセスと,EAFONSに参加した経験や学びを紹介する。国際学会で発表することを検討している方にとって,少しでも参考になれば幸いである。
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