特集 その研究を世界へ—国際学会で発表しよう 2
—Oral:発表者の立場から—初めての国際学会発表を通して感じたこと・学んだこと
室矢 明日香
1,2
1愛育病院看護部
2前東京女子医科大学大学院看護学研究科修士課程
pp.347-350
発行日 2019年8月15日
Published Date 2019/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681201659
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はじめに
2019年3月に,日本看護系大学協議会(JANPU)国際交流推進委員会主催のセミナー「スマートな国際学会発表を目指して2」で,2018年に韓国で開催された第21回EAFONSでの発表までの経緯や実際の発表などをお話しさせていただいた。
私は英語が堪能なわけではなく,本当に私でよいのか迷ったが,EAFONSで発表したときの指導教員の1人からのお誘いでもあり,もし私の実体験をお話しすることでこれから発表する方々が参考になることが少しでもあればと考えた。他の発表者の皆さんとは異なり,準備も実際の発表のときにも,先生方のきめ細やかなサポートを受け,何とか発表することができたが,学会1週間前に「やっぱりできない」と先生方に発表を辞退したいと告げたり,3日前から緊張とストレスで声が出なくなったり,と本当にご迷惑をおかけしながらの国際学会への挑戦だった。
本稿では,セミナーでの発表をもとに国際学会で発表しようと思ったきっかけや,抄録から発表までの流れ,学会で発表してみて感じたこと・学んだことを紹介する。
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